film! film! film!

 コダックがついにフィルムを150%ばかりに値上げしてきて、いよいよ36枚撮り1本千円時代に突入した。界隈では早くもコダック死亡だの(本体はとっくにチャプター11適用されてるが)フィルムカメラ死亡だのとかまびすしい。だがそうやって騒いでいる連中は、フジが矢継ぎ早に銘柄を絞ってきた時もイルフォードが同じくらい値上げした時も同じことを云ってきたし、細々とフィルムで写真を撮ってきている身としては、口を動かすヒマがあったらフィルム使えとしか云いようがない。例のあずまんが大王ネタで云えば、「高いとか乗り換えるとかはいい、フィルムを使うんだ」

 メーカーの云いなりに高いフィルムを使うのがバカらしい、と云う向きも当然あろう。そういう考え方は否定しない。たんに、わたくしとは住む世界が違うと云うだけのことだ。メーカーだってボランティアでフィルムを作っている訳ではない。高くてもう買えないと云うのなら買わなければ良い。フィルム写真は終わったと云うならやめれば良い。利用者が減ることでメーカーは自分の首を絞めることになるかもしれない。それくらい彼らだって判っているだろう。それでも値上げせざるを得ない事情があるのだ。ならばフィルム写真愛好家にできることは、買って使うだけのことである。それができない、やりたくないのなら黙って手を引け。

 ユーザーが激減した結果、フィルム写真が滅亡したとしても文句は云うまい。供給コストを需要が吸収できなければ、いずれ廃絶は避けられないのだ。フィルムなど畢竟、経済商品に過ぎない。それによっていかなる芸術、表現作品が生み出されようとも、ベースは1個の商品なのである。であれば、市場原理に従うのは道理ではなかろうか?
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by y_takanasi | 2014-05-05 15:26 | Biometar2,8/35


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