なぜ?

 mimiさんとこで、なぜ写真を撮るのか、という記事が上がっている。これは当たり前だけれど難しくて、たぶん、大事な問題だ。撮る人の数だけ答えがある、という考え方は間違いではない。だからここで総論をでっち上げるような莫迦なマネはしないし、抑もそんなことに大した意義があるわけでもない。そこで、ひとはなぜ写真を撮るのか、という前に、自分はなぜ写真を撮るのか、ということを考えてみる。

 と云ってみたところで、しかし何か確たるものがあるわけでもない。これまでに色々と書いてきたような理由、回答はあるけれど、それらは後付けのものだ。もっとプリミティブなところ、行為の根柢にあるものを探ってみるとどうだろう。思い当たることはないか。ひとつあるのは、わたくしはなんだかんだ云っても所詮はコレクターである、ということだ。つまり、そこにわたくしのすきなカメラがあるから、写真を撮るのだ。カメラはまず何よりも写真を撮る道具である。カメラがカメラであることを愛でるには、空シャッターを切ったり、モードラを意味もなくぶん回したりするよりも、フィルムを入れて被写体に向き合い、レリーズするのが一番よい。それがカメラというキカイに対する、最高の愛し方なのだ。

 かくてわたくしは写真を撮る。それは正に、撮るために撮っているようなものだ。それが正道であるか邪道であるかは関係ない。なにしろこれは、愛の行為なのだから。
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by y_takanasi | 2006-01-06 20:23 | Primotar-E3,5/50


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