いわゆるビオゴンタイプではない、初代ビオゴン。
写真は2003年秋。今にも雨が降りそうな夕刻の波止場。
初めて自家プリントした3枚のうちの1枚。
題名。そんなものはありゃしません。付けろと云われても困る。だいたい題名は言葉であって、それ自体がひとつの媒体。写真と云うそれ自体完成された別の媒体にそんな余計なものをくっつけて、いったいなんになると云うのか。世の中に表題主義者はごまんといるが、彼らは影像の力を信用していないか、言葉の力を軽視している。あなたは表題を読みたいのですか、写真を見たいのですか。両方? そりゃぜいたくな。