くも

 アリグモと云うアリによく似た徘徊性のクモがいて、これが草の上をちょこちょこ歩いてるのを見ただけでは、アリと区別がつかない。もちろんよく見れば脚が4対あるのだが、その第1歩脚を持ち上げて振り回しているから、一見触角に見えてしまうのだ。アリグモの学名はそのものずばり、ニホンノアリグモmyrmarachne japonicaと云う。こいつに近似した種にクワガタアリグモがいるが、その学名もまんまクワガタアリグモmyrmarachne kuwagataだから何のひねりもない。アリグモはもちろんクモであって、単独狩猟を常とするので、アリのように群れている訳ではない。だからはぐれアリを見つけたら、それがアリグモである可能性は高い。手っ取り早く確認するんだったら、そいつを葉先から軽くはたき落としてやるといいだろう。アリならすとんと落っこちるが、アリグモなら糸を引いて降りてゆく。そう云えばあまり知られていないけれど、クモは巣を張ったり獲物を捕らえるときだけ糸を出すのではない。歩き回るときも常に糸を引いているのだ。
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Nikon F2 + MIR-24N(2/35). FUJIFILM SP400
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by y_takanasi | 2008-10-17 22:23 | MIR-24N


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