(つづき)

 萬年筆は英語でfountain pen。泉のようにインキが湧き出て来るペンだ。それまでのペンは浸けペンだったからなのだが、なかなかに詩的な命名だと思う。イタリア語でも構造は同じだ。これがロシア語だとавторучкаで自動ペンとなって聊か味気ない。事物を機能的に捉えていると云う点では、ドイツ語が構造的にFüllhalterと云うのと大差ないが、外面をなぞっただけの中国語の鋼筆よりはマシかも知れない。フランス語に至ってはstylo(ペン)と実にそっけなくて拍子抜けする。

 さて日本語の萬年筆、この言葉からは日本人の物に対する思想が見えて来るような気がするのだが、どうだろう。
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Contax II + Sonnar 2/5cm. Tri X
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by y_takanasi | 2009-05-15 20:32 | Sonnar2/50


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