かなりいい加減

 モノクロをメインに撮っていながら、粒状性やら細密度やらに頓着しないわたくしは、ひょっとしてひどい異端かとんでもない鈍感野郎なのだろうか。確かにわたくしもどこにピンが来ているのか判らない絵や、のっぺりとしてしかもざらついた絵は嫌いだが、かと云ってカミソリで撫で切ったような絵や、極細密画を見るが如き写真もすきになれない。大体自分で焼く時はいつも軟調で、今の基準からすると抑揚のない平べったい絵を作る。その中に幽かなコントラストを残すのが好みなのだ。勿論階調は解像度に依存するから、微粒子現像で肌理の細かい陰画を作ったほうがあとあとの潰しは効くし、幅も出る。判っちゃいるのだが、そこまでの労をとる必要性を、今のところ感じないのである。なにより、そうやって作られたと思しい他人の絵に、美しさを感じたことがない。古い絵許り観てるせいもあるのだろうが、それはまた新しい人の絵に魅力をほとんど感じないからでもある。もっと他人の絵を見ろって? まァ、そうなんだけどさ。
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Contax II + Biotar1,5/75. Tri X
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by y_takanasi | 2009-06-07 16:30 | Biotar1,5/75


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