カテゴリ:Angenieux TYPE-X1*( 2 )

感想

 ひとに写真を見せたとき、一番閉口するコメントは、「何を撮ったのか判らない」というものだ。モチーフ主義の弊害である。あるいはモチーフは特定のオブジェだと決めつけている先入主の現れである。

 結構です、判らなければそれはそれで。でも、絵画や詩と同じで、そもそも「判る」必要があるんでしょうか。写真は感興を惹き出すものなのだから、ピンと来なければ「つまんないね」の一言だけ頂ければよろしい。それとて感興のひとつには違いないのだから。
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Contax II + TYPE X1, ILFORD DELTA 400
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by y_takanasi | 2005-06-17 05:48 | Angenieux TYPE-X1*

テッサータイプの35ミリレンズ(その3)

 この対極にあるのがアンジェニューX1だろうか。パリのピエール・アンジェニュー社のレンズで、同社はシネカメラ用のレンズで名高いメーカーだ。ズームレンズも早い時期から手がけている。このタイプX1は、絞り開放では強烈なハロを伴って、まるでソフトフォーカスレンズのような写りを見せる。5,6も絞ればだいぶシャープさを増してくるが、全体的にソフトな描写で決してコントラストも高くない。絞っても見た目の深度は浅く、パンフォーカスで使うのはほぼ無理と云って良いだろう。使い方の難しいレンズだが、ぴったりはまるとなかなかに得難い絵が作れる。
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BESSA R2C + TYPE X1
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by y_takanasi | 2005-06-09 08:43 | Angenieux TYPE-X1*