カテゴリ:Biogon2,8/35( 30 )

IYH

してないよ?
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Contax II + Biogon 2,8/3,5cm. Tri X
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by y_takanasi | 2014-03-31 20:40 | Biogon2,8/35

考える葦ペン

日々、筆の衰えを強く感じるようになると、書けなくなった作家が悲観して命を絶ちたくなる気持ちが判らなくもない。わたくしは文筆をもって口に糊する者ではないが、かような立場であるのにも拘らず、筆の衰えに恐怖を感じるのだから、それを生業とする者の絶望や如何ばかりであろう。

わたくしにとって書くということは、考えるということと同義である。つまり書けなくなるという事態は、考えることができなくなるということだ。凡そこれまで惰性で生きてきたようなものだが、これからなお惰性に弾みを付けて生きるのには耐えられぬ。従ってこの先にあるのは、書くか、死ぬかのいずれかである。もとより小心者であるからして、死ぬることは考えられぬ。すなわち書くほかないのである。それがいかに劣化しようとも、だ。
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Contax II + Biogon 2,8/3,5cm ILFORD XP2 super
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by y_takanasi | 2013-11-09 17:00 | Biogon2,8/35

世界の主人

「世界に意味を与えるのか、世界から意味を読み取るのか」

久しぶりに興味深い記事を読んだので、思ったことをつらつらと書いてみよう。(上掲リンク先記事は安達ロベルトさんのブログである。)

──"欧米の写真家が、写真を通して自らが「世界に意味を与える」という能動的なアプローチを多く取るのに対し、日本人の写真家は、「世界から意味を読み取る」ことを大切にする受動的傾向が強いのではないかと思ったのである。"(記事より引用)

記事で筆者も書いているように、これは欧米と日本人の優劣の話ではない。単なる意味もしくは世界に対するアプローチの違いだ。だがこれは、一見正反対の姿勢に見えようが、実のところ世界を再構築すると云う点で同じことをやっているに過ぎない。なんとなればヒトの精神活動は常に能動的であり、意味を読み取ると云う行為はすなわち意味を作り出す行為と等価なのである。

わたくしたちは小さい頃から学校で、作者の考えとか意図とか、ひどい場合には気持ちなんかを見つけるよう訓練されて来ているので、対象に唯一無二の正解があるかのように誤解してしまいがちだが、論文以外にそんなものは本来存在しないのだ。まして写真活動の対象はヒトの創作物ではなく、この世界である。世界はいつでもそこに在るがままに在り、それ自体なんの意味も持っていない。ただ「観る」者だけがそこから意味を見出すのであり、それが(多くの行為者は自覚していないだろうが)意味を与える行為に他ならないのである。

世界を美しく見せるのも、世界を美しいと感じるのも、すべて行為者自身にかかっている。世界が美しいから美しいと感じるのではない。美しいと感じるから世界は美しいのだ。美しいと感じること、それ自体が意味を与える行為なのである。その行為が受動的に見えるとしたら、いや、受動的な云い回しになってしまうのは、思うに日本人の謙虚さがそうさせているだけなのだろう。手柄はわたくしたちにではなく、世界にあるのだと。
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Contax II + Biogon 2,8/3,5cm T. ILFORD XP2 super
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by y_takanasi | 2013-06-06 20:56 | Biogon2,8/35

あれから40年

いえ、まだ1年くらいしか経ってません。
きみまろいいよね。
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Contax II + Biogon 2,8/3,5cm. ILFORD XP2 super
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by y_takanasi | 2013-05-03 22:20 | Biogon2,8/35

いよいよ

本格的にフィルムの供給が怪しくなって来た気配。
ガソリンエンジン車よりも早くなくなりそうです。
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Contax II + Biogon 2,8/3,5cm. ILFORD XP2 super
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by y_takanasi | 2013-03-27 21:46 | Biogon2,8/35

写真を撮る

「弘法筆を択ばず」と云う諺があります。これは、名筆は道具に拘らない、左右されない、と一般的には解しますが、わたくしはあえてこう解します、「名手は(これと決まった道具を持っているので)他のものを選ぶ理由がない」

写真(家)にとってカメラとレンズ、そしてフィルムはただの道具ではありません。画家にとっての絵筆どころではない、絵の具やカンバス以上の、画風を左右する、タッチそのものだからです。

あなたがなにがしか心をとらえる写真を撮りたいのであれば、いま望み得る限り、手に入る限り、目的に適った最高の機材を手にしてください。それは、写真の出来の悪さを(安い)機材の所為にしてしまう退路を断つためであり、また、せっかく高い機材を買ったのに、と云うプレッシャーを自分に与えるためでもあります。

写真の基本的なテクニックとは、露出を正しく読むこと、意図的でない手ブレを起こさないこと。ただこれだけです。構図も、被写体の良し悪しも、テクニックや知識とは関係ありません。あとはレンズとフィルムの特性を押さえておけばじゅうぶんでしょう。

基本的なテクニックの他に写真を撮るために必要なものは、あなた自身の感受性です。これは教えて貰うものでも盗むものでもありません。あなたがこれまでに、そしてこれからも育てて行くものです。

これまではともかく、ではこれからどう育てればいいか。できるだけ多くの写真、絵画、映像、そして生の光景(「風景」ではありません)を目にすることです。それが良い絵(光景)かどうかはいまは関係ありません。そのうちどのような絵が(あなたの)心をとらえるかが判ってくるでしょう。

また、いつもカメラを持ち歩く必要はありません。あればあったで役に立つでしょうが、むしろカメラを持っていない時でも良い絵を目にすることができるように、あなたの周囲に常に心を向けていてください。

常に心を向けよとは、心を開いておけと云うことではありません。閉じていたって構わない。あなたが心を閉ざしていようがいまいが、ある光景があなたの心の扉を叩いてくるときは叩いてくるのです。大事なのはその音を聞き逃さないと云うことです。そのときドアを開けるかどうかはあなたの自由です。

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Contax II + Biogon 2,8/3,5cm. ILFORD XP2 super
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by y_takanasi | 2013-03-09 00:21 | Biogon2,8/35

さくら

まだ咲いてないよ。
去年のだ。
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Contax II + Biogon 2,8/3,5cm. ILFORD XP2 super
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by y_takanasi | 2013-02-20 20:06 | Biogon2,8/35

ノンコートびよごん

 通称Big-Tailのビオゴン3,5cmは2本だけ所有している。1本は戦前のもので、もう1本は一般に戦中または戦後すぐの製造と看做される、Tコート付きだ。後者を手に入れてからはそれ許り使っていたので、この間は前者(これをノンコート玉と俗称する)を持ち出してみた。経験上、ノンコートビオゴンは斜光、逆光に極めて弱いので、フードは必須、純正は持っていないからハクバの40,5mm広角用を使う。そして露光は出た目より1段ほど多めにする。これで大体狙った濃度のネガができる。自分で焼くようになって思い知らされたのは、正しい(と云って語弊があれば適切な)ネガを作ることの大切さである。なに、大切と云って大仰ならば便利さ、とでも云おうか。つまり、それだけ後の工程が楽になるのだ。そんなこと、教則本にだって書いてある基本中の基本じゃないか、と云われるだろうが、アタマで判ってるのと実践するのとでは大きな径庭がそこにある。失敗することが許されるのなら、一度は失敗してみたほうがよく理解できると云うことだ。
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Contax II + Biogon 2,8/3,5cm. ILFORD DELTA 100
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by y_takanasi | 2011-11-29 19:25 | Biogon2,8/35

ぐずってる

あたしが。
あたしのからだが。
あたしのきぶんが。

夏よ来い…
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Contax II + Biogon 2,8/3,5cm. ILFORD DELTA 100
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by y_takanasi | 2011-11-17 19:13 | Biogon2,8/35

あめ

休みの日に雨が降るとしまは寝床で丸くなっているわたくしの上を踏み歩いて窓辺にゆき、しとしと濡れそぼる往来を凝っと眺めている。
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Contax II + Biogon 2,8/3,5cm. ILFORD DELTA 100
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by y_takanasi | 2011-11-09 23:30 | Biogon2,8/35