カテゴリ:Sonnar2/50( 12 )

自壊してください

 以前も書いたことがあるが、「自戒を込めて」なるフレーズを入れる連中は、まず自戒したためしがない。この云い回しはブーメラン対策によく使われる、ただの予防線だ。一見すれば反省するかのように見えるし、本人に多少はそのつもりもあろうが、云い訳している時点で覚悟のほどは知れている。舌の根も乾かぬうちに彼らは「自戒」すべき所行を繰り返すのだ。従ってこの文句を多用する人間の云うことをまともに聞く必要はない。まして説教じみた言説はそこらのゴミ箱に放り込むのが最適解だ。この手合いはちょっと気の利いた警句を吐いてみたくて、でもそれが確実に自分に返って来ることも知っているから、反省もしているアピールをしたいだけなのだ。謙遜どころではない、とんだ自己顕示欲のカタマリなのである。
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Contax II + Sonnar 2/5cm. Tri X
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by y_takanasi | 2013-12-08 12:42 | Sonnar2/50

ねるにゃ

にゃふう。
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Contax II + Sonnar 2/5cm. Tri X
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by y_takanasi | 2013-04-19 23:06 | Sonnar2/50

あだぷたあたふた

 レンズはそれが本来あるべきボディとともに用いられるべきである、と云うのがわたくしの信条なのではあるが、所詮人の子誘惑に身もだし難く、何枚かのアダプタを持っている。L→Mはライツが提供していたのだし、どちらもライツのボディだからまあいいとして、EX→FDとかEX→4/3てのはどうにも惰弱な気がして我乍らこっぱずかしい。M42→KだのM42→Petriだのに至っては、抑も何の為に入手したのかも判らない。大体Kマウントのボディなんか持ってねえじゃん。どーすんだよコレ。
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Contax II + Sonnar 2/5cm. Tri X
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by y_takanasi | 2009-05-27 20:33 | Sonnar2/50

ぜんっぜん

 全然と云う言葉が本来否定形を伴うべきことは誰でも知っている。しかし今日のように肯定否定問わず単なる強調詞として使われ出したのは、そんなに新しいことでもない。もう20年以上も昔に少しく気になって、古い辞書をひっくり返してみたことがあるが、終戦直後の国語辞典には既にこの用法が記載されていた。昭和初期の辞書は生憎と検べられなかったものの、大正の字引には肯定時の用法は載っていない。だから恐らくはこの頃、大正デモクラシーなんかに乗っかって言葉も民主主義化したものと思っていたところ、大正8年のとある高名な歴史学者の謹話の中に、肯定文の強調で用いられているのを見つけてしまった。当時の若者ならばいざ知らず、幕藩時代生まれの老学徒である。とあればもうこの時代、全然の用法は現今と同じであったと考えても良いだろう。何しろこの学者、皇孫殿下の御学問所御用掛まで務めたほどの人物であり、先の文章はその迪宮殿下成年式の折に発表されたものなのだ。金田一秀穂の言葉を引くまでもなく、言葉は常に変容し進化する。何も新奇な使い方を発明する必要もないが、殊、全然については否定形を伴えと目くじら立てる真似なんかしなくても、全然良いじゃないか。
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Contax II + Sonnar 2/5cm. Tri X
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by y_takanasi | 2009-05-20 20:25 | Sonnar2/50

日光写真

の印画紙って、まだ売ってんのかな。
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Contax II + Sonnar 2/5cm. Tri X
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by y_takanasi | 2009-05-19 20:29 | Sonnar2/50

F2

 戦前、ライカのスタンダードがエルマー3,5/50だったとすれば、コンタックスの標準はゾナー2/5cmだ。当時テッサー3,5/5cmと云う大変優れたレンズもあったけれど、その生産本数はF2ゾナーの1/4にも満たない。特にクロコンの大部分にくっついて来たこともあって、今日でも市場流通量は多い。だがそのせいかどうか、程度の良いF2は少ないように見える。それ1本でボディと同じくらいしたイチゴのゾナーが丁寧に扱われていたと思しきコンディションを保っていることが多いのに比べて、とりわけネットオークションで見かけるF2はぐずぐずだ。そのぐずぐずのまま使うと、こんな風にぼやぼやとなる。だが勿論、この程度でF2の底力を見誤って貰っても困る訳で、それはズマールの場合と同じことである。よく整備されたF2ゾナーを使ってみれば、その優等生ぶりに瞠目すること請け合いだ。尤も、その優等生さがある種の物足りなさを感じさせることも慥かなのだが。
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Contax II + Sonnar 2/5cm. Tri X
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by y_takanasi | 2009-05-16 16:06 | Sonnar2/50

(つづき)

 萬年筆は英語でfountain pen。泉のようにインキが湧き出て来るペンだ。それまでのペンは浸けペンだったからなのだが、なかなかに詩的な命名だと思う。イタリア語でも構造は同じだ。これがロシア語だとавторучкаで自動ペンとなって聊か味気ない。事物を機能的に捉えていると云う点では、ドイツ語が構造的にFüllhalterと云うのと大差ないが、外面をなぞっただけの中国語の鋼筆よりはマシかも知れない。フランス語に至ってはstylo(ペン)と実にそっけなくて拍子抜けする。

 さて日本語の萬年筆、この言葉からは日本人の物に対する思想が見えて来るような気がするのだが、どうだろう。
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Contax II + Sonnar 2/5cm. Tri X
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by y_takanasi | 2009-05-15 20:32 | Sonnar2/50

洋筆

 家で使う萬年筆はもうずっとモンブラン1本きりだ。それもビンテージものではなく、現行品の──とは云っても75周年記念版だが、149である。以前はパーカーのソネットを使っていた。勿論今でも持っているが、蔵い込んで何年も見ていない。総銀製だからきっとまっくろになっていることだろう。稀に原稿用紙に書く時は同じ149の極細か、ペリカンの旧#500を使う。この500は買った時からとてもペン先の滑りが良く、エイジングの必要がなかった。古物を弄ぶわたくしにしては珍しく、萬年筆はほとんど新品許り使っているが、何かと質の落ちた舶来物の中でもペリカンだけはいつもエイジングの必要を感じたことがない。新版になる前の#800も──これはBBサイズの割に良くインクが流れ出る。

 外出時に持ち歩くのはモンブランの221と、ペリカン新M300、それに型番のよく判らないモンブランだ。実用に供するペンの中で、唯一この型式不明だけが中古品である。萬年筆の中古と云うとペン先の癖がよく取沙汰されるが、こいつは最初からわたくしの書き癖にぴったり合った。今この文章をノートに誌しているのも、この少しく旧い──MONTBLANCのロゴに今だに山岳マークが入っている──萬年筆だ。
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Contax II + Sonnar 2/5cm. Tri X
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by y_takanasi | 2009-05-14 20:58 | Sonnar2/50

さくら

 サクラサクと云うのは嘗て試験合格の電報クリシェだった。その反対がサクラチルだが、これはよく考えると聊か奇妙である。当たり前だが散る前には咲かなければならない。だから第一報がサクラサクで、ごめんやっぱ間違いだったわ、とサクラチルが来るならまだ話が判る。最初からチルのはどうかと思う訳だ。それにしても櫻はよくよく見るとなかなかに不気味な植物である。花自体は別段どうってことはないのだが、あの木肌が気味悪い。そして満開の桜並木。安吾でなくたってそこに鬼気迫るものを見出すことができよう。大体樹木全体が花で覆われているなんて、こんな怪体な植物があるだろうか。ところで警察の紋を櫻の御紋と間違えて書く人がいるけれど、あれは櫻ではなく太陽だ。つまり勲章にもある、旭日章である。櫻が紋に入っているのは自衛隊だ。
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Contax II + Sonnar 2/5cm. Tri X
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by y_takanasi | 2009-05-03 19:40 | Sonnar2/50

もけい

 模型道楽はカメラや時計に比して、かかるカネが格段に安いから助かる。もちろんちりも積もればなんとやらだが、それでもこれまでにカメラにつぎ込んで来た額に比べれば微々たるものである。しかし占有する場所はカメラとどっこいか、それを上回る。この点では時計や萬年筆のほうが省スペースだ。それに飾っておかなきゃあんまり意味がないから、収納──というより陳列には苦労する。おまけにウチには高機動攻撃型生物兵器がいる。なかなか難しいモンダイなのである。
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Contax II + Sonnar 2/5cm + Contameter. NEOPAN PRESTO 400
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by y_takanasi | 2006-12-12 08:15 | Sonnar2/50