カテゴリ:Sonnar2/85( 36 )

1年ぶりどころじゃないですが

ぜんぜん写真撮ってません。
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Contax II + Sonnar 2/8,5cm T. Tri X

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by y_takanasi | 2017-04-09 22:24 | Sonnar2/85

作品至上主義

 わたくしは表現者の端くれとして、作品至上主義の立場を取っている。これはすなわち、完成された作品に対する作者の介入を厳に戒めるものであり、ことその解釈にあたっていかなるヒントも、況や解を呈示することを否定する。なんとなれば作者が込めるべきメッセージもパッションも、製作過程において既に作品に込められているのであるから、完成作品に付け加えるべきものはなにもなく、またそこからいかなる解釈を引き出そうが、それはすべて作品と鑑賞者間の問題であるからだ。

 不幸にして、後者の問題は屢々、と云うより頻繁に、作品鑑賞の場において忘却される。なにしろ批評の大家や教育者連中がこの問題を閑却すること甚だしいのだ。彼らは無意味にも作品の向こうに作者とその制作意図を見ようとする。いやそれ自体は悪いことではない。彼らが決定的に害悪であるのは、そうやって見出したモノを唯一の真実であると思い込み、他の鑑賞者に強制するからである。彼らには作品を通して見出した解釈が、鑑賞者自身によって再構築されたひとつの可能性にすぎないことに気付けない。ある解釈を導き出す過程が妥当であるならば、すべての解釈は真なのであり、その限りにおいて間違った解釈など存在しない。にも拘らず彼らがこの手の過ちを犯すのは、愚かな作者が事後介入を屢々為してしまうからである。つまり、まるでクイズのように、作者自身が「答え」と称するものを語ってしまうのだ。

 もちろん芸術の長い歴史の中では、そういった唯一の解を作者が用意していた時代があった。むしろ、そのほうが長かった。だがそれをもって、他のあらゆる解釈を否定することはできない。なぜなら完成された作品はいつでも作者の外にある存在であり、作者の手を離れた以上、作者の意思と1対1で照応することは不可能だからだ。そのゆらぎの中に論理的なすべての解釈が許容される余地がある。そうすることが可能である以上、そうすることを拒絶することは他の鑑賞者はもちろん、作者にすら許されないのだ。そう、作者の表明する意図も、完成された作品にとってはもはやひとつの解釈にすぎないのである。あらゆる作品に唯一の解釈は存在しない。鑑賞者の数だけ解釈が存在するのだ。

 鑑賞者、つまり作品の享受者は、自分たちがもっと能動的であり、表現の受け手として自由であることを、それだけ強力な存在であることを、自覚すべきだろう。
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Contarex super + Sonnar 2/85. ILFORD DELTA 100
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by y_takanasi | 2014-05-18 00:55 | Sonnar2/85

覚悟

 わたくしの瞥見する限り、現代日本の現代アーティストとは、彼らの気に入らぬ権威やルールにはだだをこねて抵抗したり破ったりするが、都合のいい権威とルールにはひたすらすり寄って作品や自身の箔付けに利用すると云う職業である。これほどダメ人間に適した職業もそうそうないだろう。もとより芸術家は多分に稚気を含んだダメ人間の気が強いものだし、それをもって完全に断罪するつもりもない。そう云う人間によって生み出された作品になにがしかのセンセイションに訴えるものがあれば、一人以上の支持者がいたっておかしくはない。そしてアートの良し悪しは、単に支持者の多寡で決まるものでもない。

 わたくしが日本の現代アーティストに危惧するのは、アーティストは治外法権だと勘違いしている輩が増えているという点だけである。ともすると同じように勘違いするバカが湧くのだが、表現手段において社会ルールを逸脱すること自体を全否定するのではない。もちろんだからと云って許すつもりもないが、そもそも許すかどうかはルールによるものであって、ルールを逸脱している以上、それは許されないことだろう。だがアーティストには、それを犯してまで表現する自由がある。そうしてこれは自由であって権利ではないのだから、おのれの作品によって惹き起こされた批判と、ルール上の罰則は必ず受けなければならない。それが自由の対価であるのだが、はたして世の自称現代アーティストたちにその覚悟はあるか。
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Contarex super + Sonnar 2/85. ILFORD DELTA100
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by y_takanasi | 2014-05-11 22:10 | Sonnar2/85

作者と作品

 例のゴーストライターの一件で、世人は作品の背景にある物語性を作品評価の基準に屢々、と云うか頻繁に採用することが白日の下に晒された。わたくしは作品至上主義者であるが故に、その姿勢を徹底して批判する訳だが、また一方で、作品と作者は決して切り離し得ないが故に背景の物語性をも作品に積極的に利用すべきだと主張する一派があることも理解している。そしてまたわたくしも、その根拠たる部分を否定しないし、否定できない。否定できないからこそ、作品と作者を切り離すことに心血を注ぐのだ。これはどちらが鑑賞、評価態度として正しいかの問題ではない。所詮この世に純たるものがない以上、わたくしはせめて作品鑑賞の場においてその純たるものを追い求める。人間の活動に限界があるということはまた、作者と作品を切り離すことがが不可能であるという判断も100%真であるとは限らないということだ。それが悪魔の証明であることは百も承知だ。だがそれゆえに、わたくしは可能の証明を求めて純然たる作品評価を追求するのである。
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Contarex super + Sonnar 2/85. ILFORD DELTA 100
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by y_takanasi | 2014-05-10 21:50 | Sonnar2/85

「フィルム」の自由

 わたくしはデジカメに愛を注げない前世紀の生き物である。理由は幾らでも付けられる。カメラが精密機械から家電になってしまった、と云うのはその最も手軽な理由だが、今、「手軽」と書いたように、それは本質的な原因ではない。最大の原因はもちろん経済的な部分にある。だが、単にカメラが高いと云うのは皮相的な見方だろう。経済的な問題は、つまり暗箱と感材が分離できないところに起因する。そう、かつてのフィルムカメラでは、このふたつが分離することで極めて効率的、経済的な機材の代謝をはかることができた。どんな廉価機でもフラグシップでも、この分離は完全だった。しかしデジカメでは、暗箱と感材は一体である。

 デジタルカメラでは暗箱、もしくは感材どちらか一方だけを更新、あるいは変更することができない。これはすこぶる非効率的である(中判高級機にはそれが可能なものもあるが、普及機でもそうすべきなのだ)。従ってどんなにボディ(暗箱)に愛着があっても、感材(画像エンジン)が陳腐化してしまえば、暗箱ごと替えなければならない。あまりないことだろうが、その逆も然り。これを非効率と云わずに何と云おうか。

 デジカメは云ってみれば、ボディにフィルム数百本がセットでついてくる抱き合わせ商材である。しかも途中でボディを替えたかったら、余っているフィルムは流用できずに、またフィルム数百本セットのボディを買わなければならない。余りのフィルムはすぐに時代遅れとなり、一方古いボディで最新の「フィルム」を使うことはできないのだ。

 もちろん、それどころか他社の「フィルム」を使うことだってできやしない。レンズについてのみ、他のフィルムを使う唯一の方法は、マウントアダプタを介して他社のボディに装着することである。このミラーレスデジタルカメラ全盛期にあって、アダプタ道楽がフィルム時代以上に猖獗を極めたのには、かくも明快な理由があったのである。
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Contax II + Sonnar 2/8,5cm T. Tri X
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by y_takanasi | 2014-04-13 23:10 | Sonnar2/85

今夜からがんばる

なにをだ。
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Contax II + Sonnar 2/8,5cm T. Tri X
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by y_takanasi | 2013-08-30 20:37 | Sonnar2/85

よわい

わたくし暑さに強いと云うより単に寒さに弱いだけなのです。従って冬よりは夏のほうがすきとは云うものの、夏が特別すきな訳でもありません。てゆーか暑すぎて死ぬ。
冷やせばコールドショック、暖めれば熱中症と、今年の夏は特に対応が難しいのです。暑すぎて今これを書いているノートの文字もがたがただよ。ブログじゃ判んねーけどさ。
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Contax II + Sonnar 2/8,5cm T. Tri X
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by y_takanasi | 2013-08-18 15:01 | Sonnar2/85

ペン

銀座に出てボールペンのインクを替えて来た。ほぼ10年ぶりだろう。クロスとパイロットの二本ともだ。一番インクの出が滑らかだったパーカーは、もう何年も前に陸運支局で紛失してしまった。その型はとっくに廃番である。

ボールペンはふだん余り使う事がないので、インクの消費がとても少ない。そのせいで10年余りも交換する事がなかったのだが、それだけ経っても案外書き味に変化はないのが大したものである。ビックのボールペンなんて、買って一週間もしないうちに滑りが悪くなったものな。
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Contax II + Sonnar 2/8,5cm T. ILFORD XP2 super
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by y_takanasi | 2013-07-21 17:09 | Sonnar2/85

フィルム現像

 TCNが終了して以来、ILFORDのXP2 superはほぼ唯一のC-41プロセスモノクロフィルムとなった(ほぼ、と云うか、他を知らない)。途中、KodakがBW400CNを出していたけれども、プリントする身からすると、アレはすこぶる扱いの難しいフィルムで、そうこうするうちにKodak自体がチャプター11の適用を受けて、フィルムどころの話ではなくなってしまった。

 ところでTCNにしろXP2にしろ、その利点は町なかのDPE店で気軽お手軽に現像できることにあった。とりわけモノクロフィルムの自家現像をしない横着者にとって、これはたいへん便利なシロモノだったのだ。だがそれも、5年ほど前までの話、今やフィルムユーザそのものが激減して、店頭スタッフはおろかマネージャクラスでもC-41処理のモノクロフィルムの存在を知らないらしい。結果その都度客のこちらが説明するはめに陥る。煩わしいことこの上ないのだけれども、しかし逆の立場で考えると、そんなめんどくさいフィルム持ってくんなよ、と思うに違いない。写真店に働くからには写真は好きなんだと思いたいが、フィルムまですきだとは限らない。むしろフィルムなんて滅びてしまえ、とまで思われているかもしれないのだ。実際のところ、今時フィルムカメラユーザなんて、ジジイかオタクのどちらか、もしくはその両方でしかないのだから。
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Contax II + Sonnar 2/8,5cm T. ILFORD XP2 super
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by y_takanasi | 2013-05-27 21:18 | Sonnar2/85

すいません

クリスマスなめてました。
上も下もひどい渋滞だった。
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Contax II + Sonnar2/8,5cm. Tri X
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by y_takanasi | 2010-12-25 00:02 | Sonnar2/85