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Primoplan1,9/75

 この絵は以前も掲載したものだけれど、kinoplasmatさんのprimoplanのぐるんぐるんを見てみたいというリクエストに応えて再掲してみた。再掲といっても前回のは同プリのスキャンだったが、今回はバイテンに焼いたやつをスキャンしている。

 プリモプランは戦前からVPエキザクタやライカに供給されていたマイヤーの高速レンズで、エルノスター風の構成を持っている。焦点距離は58ミリとこの75ミリ、それに105ミリがエキザクタ66用に存在した。1,9/75の戦前の価格は205RMで、それだけ出せば標準レンズつきのキネエキザクタが買えるほど高額だった。この辺の価格設定はコンタックスに対するゾナー2/8,5cmに似ている。1954年のカタログでは330RMとなっていて相対的には安くなったものの、シャハトのトラヴェナー2,8/85よりも倍近く高く、廉価版レンズメーカーとして知られるマイヤーとしては最高級の部類に入るレンズだった。

 描写性能はご覧の通り悪くはない。というか癖玉のひとつだ。開放では非常に甘くてどこにピンが来ているかもよく判らないほどだが、少し絞ればシャープさを見せ、そうしてボケはぐるんぐるんになる。このぐるぐるを面白いと見るかどうかは好みの問題だし、それがまた評価にも繋がるところがクラシックレンズの愉しみだろう。この手のぐるぐるは主被写体を強調することにもなるので、そういった使い方をするのがまず穏当だと思われる。ちなみに58ミリではぐるぐるは出ないようだ。
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EXAKTA RTL1000 + Primoplan1,9/75 V. NEOPAN 100 ACROS
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by y_takanasi | 2006-01-19 21:06 | Primoplan1,9/75