カテゴリ:Travetar3,5/35( 5 )

がらす玉

 ドイツのカメラ用レンズと云うと、ツァイスとライツと云うことになるのだろうが、それ以外にもレンズメーカーは幾つかがあった。その筆頭がシュナイダーで、クセノンやクセノター、クセナーなど、かなり品質の高い玉を世に送り出している。他にもマイヤー、ローデンシュトック、シュタインハイル、エンナ、ルートウィヒ、キルフィット、アストロなどがあって、手頃な価格でそこそこ程度の良いレンズを作っていた。特にマイヤーはツァイスを押しのけてペンタコンカメラの標準レンズに採用されたし、戦前の望遠レンズではキルフィットやアストロが有名だ。またシュタインハイルのカメラはひどかったがレンズは第一級品だった。日本のカメラ用レンズメーカーと云えば、シグマとタムロンだろう。特にシグマは安い割に性能がいい。多分にサードパーティ製交換レンズ市場の動向を睨んだ結果、早くからズームレンズに力を入れたお陰でその性能はしばしば純正ズームを上回り、ブランド信仰に惑わされない名手の多くが愛用している(らしい)。タムロンはそれよりランクは落ちるけれど、コストパフォーマンスは結構高いほうだと云えるだろう。レンズ専業メーカーとて侮るなかれ、リソースの全てをそこに注ぎ込むことが出来るからこそ、時に優れたモノを作ることも出来るのだ。
d0044379_1954680.jpg

Lordomat SLE + Travetar 3,5/35. FUJIFILM SP400
[PR]
by y_takanasi | 2009-03-10 19:56 | Travetar3,5/35

橿原の宮に

 mixiの日記キーワードを見てて気になったことがある。即ち昨日の紀元節のことだが、みんな建国記念日と書いているのだ。これは右から見ても左から見ても、由々しき間違いである。祝日法および政令によれば2月11日は建国記念の日である。たった1文字の違いだが、用語は正しく用いねばならない。建国記念日なんて言葉は、少なくとも御一新以降、一度も公的に用いられたことはないのだ。そしてそれが単なる事物を指すものならいざ知らず、公的祝祭日を指すのであれば、勝手な造語を濫りに使用すべきではなかろう。
d0044379_20585754.jpg

Lordomat SLE + Travetar 3,5/35. FUJIFILM SP400
[PR]
by y_takanasi | 2009-02-12 20:59 | Travetar3,5/35

ウァレンティヌス

 今年は逆チョコが流行らしい。いや流行らせるらしい。大体が商法として始まったイベントなんだから、逆でも別段驚きゃしないが、この不景気、とにかく売り捌きたい意図が見え見えではある。いずれにしてもチョコ好きのわたくしとしては、この季節菓子売場に行くのが何となく気恥ずかしくなるので困りものだ。

 ところで3ヶ月前に切ったネームが丁度逆チョコネタだった。コレが一般化しちゃうとネタがネタにならなくなるので、なおさら困りものである。鉄は熱いうちに打て、てか。
d0044379_22161921.jpg

Lordomat SLE + Travetar 3,5/35. FUJIFILM SP400
[PR]
by y_takanasi | 2009-02-10 22:17 | Travetar3,5/35

Lordomat C35

d0044379_2120242.jpg

 ちょっと前まで旬だったカメラはロードマットシリーズだ。このあいだC35のアウトフィットを手に入れて、これでボディ2台、レンズ6本となった。ええ、年初の削減計画はどーなってんだって? そちらも順調に減らしておりますとも。

 ま、それはそれ、これはこれで、とにかくロードマットだ。C35はSLEの2つ前の機種で、ノーマルのロードマットに露出計とパララクス補正バリフレームファインダーを搭載したバージョンである。露出計はもちろん非連動、ユニコン(コンタックスIII)と同じだ。ファインダーには90ミリと135ミリの視野枠がアルバダ式で入っており、パララクス補正は手動である。本体のほうのファインダーは50ミリフレームで、一眼式距離計ファインダーになっている。こちらもパララクス補正がきき、しかも自動だ。

 ロードマットは当時よく見かけられたレンズシャッター式レンズ交換式カメラの中でも、比較的良い造りをしている。本拠地ヴェッツラーにあったもう1社の有名なカメラメーカーの陰に隠れて目立たないが、プアマンズライカとしては上出来だったと云えるだろう。ダブルストロークの巻き上げレバーは速写には適さないものの、お散歩カメラとして適度なリズムをもたらしてくれるし、少しごつめのボディもホールディングにはちょうどいい。なお、交換レンズはエナ及びシャハトから供給されており、巷の評判はともかく良い写りをする。
d0044379_21204874.jpg

Lordomat C35 + Travenar 3,5/35. NEOPAN 400 PRESTO
[PR]
by y_takanasi | 2006-04-23 21:22 | Travetar3,5/35

Travetar 3,5/35

 懲りずにテッサー型35ミリレンズをまだ集めている。今度はシャハトのトラベター3,5/35だ。シャハトといえばミュンヘン、のちにウルムの有名な光学企業で、エキザクタやM42TMのレンズを多く作っていたし、LTMのものもあった。ところでこのトラベターはそういう一般的なマウントのレンズではなく、ロードマットというRFカメラ用のレンズである。ロードマットはライツと同じヴェッツラーにあったライドルフという名のカメラメーカーの製品で、ロードックスやロードマットのシリーズを世に出していた。ロードマットシリーズは1眼式距離計ファインダーを持ち、スピゴットマウントによるレンズ交換式という、それなりに高性能なカメラである。

 さてこのトラベターは大変小さくこじんまりとしていて、まるで8ミリ用シネカメラのレンズみたいだ。鏡胴の回転方向はライカと同じ、絞りリングにはクリックストップがついていて、不等間隔絞りだからこれは便利だ。ヘリコイドはシングルヘリコイドで傾斜カムとなっている。

 描写にはWニッコールにひけをとらないほどのシャープネスとコントラストがある。見た目のちっこさからは想像もつかないほどのキレと云ってよい。もちろんこれは、当時としては、というハナシだから、現代レンズと比較されては困るが、モノクロで撮る分にはライカがどんなもんだてゆうくらいのレベルだ。これはなかなかの拾い物である。
d0044379_2135882.jpg

Lordomat SLE + Travetar 3,5/35. NEOPAN 100 SS
[PR]
by y_takanasi | 2006-02-14 21:04 | Travetar3,5/35