カテゴリ:Westron3,5/35( 3 )

見る

 なにを撮ったのか判らない、撮影意図が判らない、などと云うやからの評価や感想は、極力無視することにしている。プロが云うのは、なるほど、その職業意識からして理解できなくもないが、それにしたって視野狭窄だ。腕のほうも大したことないのだろうな、と思わせる言辞である。

 撮影意図が判らない、というのは、なにに感動したのか、なにに美しさを感じたのかが判らない、と云い替えるならば、それは写真にセンセイションが感じられないということである。コミュニケーションの原則からすると、それは撮影者の責任であり、同時に鑑賞者の怠慢でもありうる。しかしなにを撮ったのか判らない、という言辞に関しては、もはや見る側の無能を表明しているに過ぎない。鼻の斜め上にくっついてるヒカリモノは、眉毛を止めてる画鋲なのかと云いたい。

 鑑賞者は表現の受け取り手であり、本来受動的である。だが単なる受動者ならば、そこらの消費大衆と変わるところはない。優れた鑑賞者であるには、今一歩踏み出して能動的たらねばならぬ。それが見る力である。もちろんこれが行き過ぎると、ありもしないものまで見てしまう虞れがある。実は見るという行為は、撮る──作品を作る──という行為よりも高度で難しいものなのだ。それゆえにこそ、良い絵を撮るには良い絵を多く見なければならない。見る力を養うためにも。
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Diax IIa + Westron3,5/35. AIKO LIGHTPAN 100 SS
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by y_takanasi | 2006-06-01 18:49 | Westron3,5/35

てるてるぼーず

 平日ばかり天気が良くても困る。週末に晴れてくれなくては釣りに行けないではないか。もちろん風も穏やかでなくてはいけない。ルアー釣りではないのだ。浮きが安定しなくては釣りにならん。ま、こうやって天候のせいにしてるからちっとも上達しねんだな。
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Diax IIa + Westron3,5/35. AIKO LIGHTPAN 100 SS
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by y_takanasi | 2006-05-27 07:47 | Westron3,5/35

Westron 3,5/35

 しつこくテッサー型の35ミリレンズだ。今度はISCOのヴェストロン3,5/35である。ディアックスIb/IIb用の広角レンズで、IIbに装着すれば距離計にも連動する。もともとディアックスにはシュナイダーからクセナゴン3,5/35が供給されていたが、b型になってこのヴェストロンが出て来た理由はよく判らない。イスコはヨーゼフ・シュナイダー&コンパニーの略で、シュナイダーの子会社みたいなものだから、競合する理由はないはずなので、クセナゴンからのスイッチなのだろう。

 これまでに試してきたテッサー型35ミリレンズはすべて開放F値が3,5だった。最新(と云っても20年前だが)のツァイス本家テッサー35ミリもF3,5だから、多分これが限界なのだろう。実際、35ミリではないがF2,8のテッサーにはどうもいい印象がない。

 ところでこのヴェストロン、先代のクセナゴンと比べて何か特別変わったような描写をするわけでもなく、周辺は甘いままだし、よりシャープネスを増したようにも思えない。エルマーよりは良いが、トラベターほどではないと云うところか。もしかするとカラー性能が良くなったのかもしれないが、まだ撮ってないので判らない。イスコ製のディアックスレンズは他に50ミリのイスコナー(マタンリ氏に云わせると最低)とヴェスター、85ミリのイスコナーがある。85ミリはトリプレットなので、ちょっと興味を惹かれるところである。
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Diax IIb + Westron 3,5/35. AIKO LIGHTPAN 100 SS
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by y_takanasi | 2006-02-20 21:07 | Westron3,5/35