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いくらでも書けるぞ

 もういい加減聞き飽きたろうし、こっちも書き飽きた。でも書く。だってすきなんだもん。

 クロコンの優れているところ、それはこの時代にして一眼式距離計連動ファインダーを持ち、一軸不回転シャッターで、ミラーを持たないRFカメラの弱点であるシャッター幕保護のために金属製フォーカルプレンシャッターを有してるところだ。セルフタイマーが最初から装備されているのも、どーでもいいことかもしれないがカメラを所有する見栄心をくすぐるポイントである。

 しかしクロコンがホントに優れているのは、こういった機構的な点ではない。それはこれらの新機軸を織り込んだ上で形成された、そのフォルムの美しさにある。決して左右対称ではないのにも拘らず、左右の美学的力点をバランスさせた各部の配置、四角いフォルムに躍動感を与える距離計ハウジングのファサード、クロームのワンポイントとして存在感を示すセルフタイマーレバー、これらすべてが一体となってクロコンの類稀な美観を形作っているのだ。クロコンのエピゴーネンとして最高峰に位置するライカM3だって、唯一勝っていると思われるのは真上から見た姿くらいなものである。ニコンS系はどこまでもサルマネに過ぎない。あの中途半端なバランスを考えると、まだベッサR系のほうが小気味よく破綻していて美しい。

 疑うべくもなくクロコンは世界で最も美しいカメラである。最も機能的かどうかは他者に譲るところもある。しかし優れて機能的であることも事実だ。それはその外観美が証明している。なんとなればキカイの美しさは、その機能美とも不可分であるからだ。そうして決定的な美しさは、その上に積み重ねられた無用の美によって完成されるのである。
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Contax II + Biogon2,8/3,5cm. NEOPAN SUPER PRESTO 1600
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by y_takanasi | 2006-06-17 02:57 | Biogon2,8/35

suupaa orz

 だいたいろくでもない法則が発動するとは思ってたんです。ええ、婚姻色のヒガイなんか釣っちゃった日にはね。

 予兆はあったんです。午前中からシットゴビーばっか釣れやがって、それはまあ千二百歩譲って許すとしても、同行者がフナを釣り上げる横で、あたくしにはギルしか来ないんですから。ええ、数だけはダブルスコアでしたけどね。そこに冒頭のヒガイですよ。もうあとは何も釣れやしません。法則発動です。

 結局のこの日の釣果は2人で30匹弱と、数だけ見れば悪くはなかったんですけどね、どーにも内容が。最大級は2人とも22サンチ。もちろん同行者はキンブナ(種最大級)で、あたくしはギル。orz
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Leica M3 + Biogon2/35ZM. FUJI SUPER 100
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by y_takanasi | 2006-06-04 16:32 | Biogon2/35ZM*

見る

 なにを撮ったのか判らない、撮影意図が判らない、などと云うやからの評価や感想は、極力無視することにしている。プロが云うのは、なるほど、その職業意識からして理解できなくもないが、それにしたって視野狭窄だ。腕のほうも大したことないのだろうな、と思わせる言辞である。

 撮影意図が判らない、というのは、なにに感動したのか、なにに美しさを感じたのかが判らない、と云い替えるならば、それは写真にセンセイションが感じられないということである。コミュニケーションの原則からすると、それは撮影者の責任であり、同時に鑑賞者の怠慢でもありうる。しかしなにを撮ったのか判らない、という言辞に関しては、もはや見る側の無能を表明しているに過ぎない。鼻の斜め上にくっついてるヒカリモノは、眉毛を止めてる画鋲なのかと云いたい。

 鑑賞者は表現の受け取り手であり、本来受動的である。だが単なる受動者ならば、そこらの消費大衆と変わるところはない。優れた鑑賞者であるには、今一歩踏み出して能動的たらねばならぬ。それが見る力である。もちろんこれが行き過ぎると、ありもしないものまで見てしまう虞れがある。実は見るという行為は、撮る──作品を作る──という行為よりも高度で難しいものなのだ。それゆえにこそ、良い絵を撮るには良い絵を多く見なければならない。見る力を養うためにも。
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Diax IIa + Westron3,5/35. AIKO LIGHTPAN 100 SS
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by y_takanasi | 2006-06-01 18:49 | Westron3,5/35