<   2009年 06月 ( 11 )   > この月の画像一覧

やっと

 とりあえず引越自体は終わったものの、荷解きは頓挫したまま、一向に気力が湧きません。燃え尽き症候群じゃないよ、抑も燃えてもいないもん。先日はそれでも友人の写真展に出かけました。半分は遠乗りしたかったてのもあるけどね。生憎と途中から大雨で、フロントが軽いのでつるつる滑るんだ。タイヤ溝はまだ五分は残ってんだけどな。ひとの絵を見るのは去年の展示会以来ですが、やっぱ写真はガラス越しに見るもんじゃないと思った。微妙なトーンの出方を鑑賞したいのに、こうも反射しちゃね、勿体ないですよ。
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Contax II + Biotar1,5/75. Tri X
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by y_takanasi | 2009-06-29 20:09 | Biotar1,5/75

ダメだ

間に合わん。
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Diax IIa + Xenagon3,5/35. NEOPAN ACROS 100
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by y_takanasi | 2009-06-18 23:03 | Xenagon3,5/35

化けて出る

 わたくし今だにケミカルプロセスでプリントしている訳ですが、ネガからの転写という点に絞ってみれば、きちんとスキャンしてちゃんとしたプリンタで出力したほうが再現効率は高いんだろうなとも思っております。どのように作ったネガだろうと、結局ケミカルプリントでは引伸しレンズと云うフィルターを通して再構成することになるのだし、しかし、頭ではそう思っていても、明室処理に移行できないのは、とどのつまり結果ではなくてプロセスを楽しみたいからなのだと、考えざるを得ない訳ですね。これが愉しくなくなったらデジプリに鞍替えするのでしょうが、なんかそんときは写真自体止めそうだ。
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Diax IIa + Xenagon3,5/35. NEOPAN ACROS 100
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by y_takanasi | 2009-06-16 20:20 | Xenagon3,5/35

かさっかき

 Tさんも書いていたけれど、わたくしも最初にフェティッシュに嵌ったのは萬年筆だった。そこから時計、ライター、カメラと来て、今はくるまだ。この辺の取り合わせも似ているが、大体これらは男のビョーキみたいなものである。似ているのが当たり前だろう。尤もわたくしはオーディオには全く惹かれなかったし、カメラとくるま以外は古物に大して興味がない。いや知識としては蓄えているものの、物慾を惹起するまでには至らないと云うほどの意味だ。それは恐らく、ここ百年の間萬年筆や時計、ライターにデザイン上のパラダイムシフトを起こすようなシロモノが出ていないからであろう。良く云えば完璧なほどに熟成されているのであり、悪く云えば進歩がない。確かに表面的な変革は数多く見られるけれど、通奏低音に変化はなく、上辺のバリエーションを増やしているだけに過ぎない。それを停滞と呼ぶのは勝手だが、少なくともそのお陰で過去の名品に拘泥する理由も余りない、と云う次第である。
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Diax IIa + Xenagon3,5/35. NEOPAN ACROS 100
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by y_takanasi | 2009-06-15 20:42 | Xenagon3,5/35

マスクとムスク

 ろくに焼いてもいないくせに、ちゃんとしたイーゼルマスクが欲しいと思っております。今のLPLね、枠の設定に自由度が足りないんよ。だもんで絵が用紙の端っこに寄っている。あ勿論ノートリで焼いてるからなんだけどさ。誰かくれ。
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Contax II + Biotar1,5/75. Tri X
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by y_takanasi | 2009-06-13 21:06 | Biotar1,5/75

ぐだぐだ

 予想していた通り、テンションだだ下がりです。やらなきゃならない仕事はケツに火が点くと俄然突っ走れるのですが、やらなきゃならないプライベート案件は差し迫って来ると放り出したくなります。
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Contax II + Biotar1,5/75. Tri X
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by y_takanasi | 2009-06-09 20:42 | Biotar1,5/75

かなりいい加減

 モノクロをメインに撮っていながら、粒状性やら細密度やらに頓着しないわたくしは、ひょっとしてひどい異端かとんでもない鈍感野郎なのだろうか。確かにわたくしもどこにピンが来ているのか判らない絵や、のっぺりとしてしかもざらついた絵は嫌いだが、かと云ってカミソリで撫で切ったような絵や、極細密画を見るが如き写真もすきになれない。大体自分で焼く時はいつも軟調で、今の基準からすると抑揚のない平べったい絵を作る。その中に幽かなコントラストを残すのが好みなのだ。勿論階調は解像度に依存するから、微粒子現像で肌理の細かい陰画を作ったほうがあとあとの潰しは効くし、幅も出る。判っちゃいるのだが、そこまでの労をとる必要性を、今のところ感じないのである。なにより、そうやって作られたと思しい他人の絵に、美しさを感じたことがない。古い絵許り観てるせいもあるのだろうが、それはまた新しい人の絵に魅力をほとんど感じないからでもある。もっと他人の絵を見ろって? まァ、そうなんだけどさ。
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Contax II + Biotar1,5/75. Tri X
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by y_takanasi | 2009-06-07 16:30 | Biotar1,5/75

鬼は外

 先日の記事でちょっと誤解されそうな(つか早速されたがな)箇所があったので補足しておく。つまり万能性がなかったのはカメラボディではなく、連動システムのほうである。周知の通り写真レンズの繰り出し量は非線形を呈するが、ほとんどのレンズは距離──すなわちヘリコイド回転角に対し繰り出し量を非線形に変化させることができないので、この関係を逆転させている。それゆえライカレンズが連動接点に傾斜カムを一部採用したのは(工作精度の問題はさて措くとして)理に適っていると云える。しかしコンタックスはマウント自体に連動機構を内蔵してしまった。このため内爪レンズは全域に亘って合焦精度を期待できようが、外爪レンズはそうもいかないのだ。回転角と合焦距離の関係は内爪レンズ──5サンチ玉のそれに固定されてしまっており、ここで5サンチレンズとその他の焦点距離のレンズの繰り出し量に、等比例関係が成り立てば何の問題もないのだが、残念ながらそうではなく係数は微妙に変化する。これはシングルヘリコイドで吸収できるものではなく、結果外爪レンズの繰り出し量は任意の2点間を結ぶ近似線形式によって規定され、中間距離の誤差をやむなく容認せざるを得ない。ここがコンタックスレンズの泣き所なのである。
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Contax II + Biotar1,5/75. Tri X
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by y_takanasi | 2009-06-04 20:21 | Biotar1,5/75

sum, ergo cogito

 受動意識仮説と云うものがあるそうな。わたくしはかつて、ヒトのクローンについて思考ゲームを弄んだ際に、俺と云う自意識は肉体と云う牢獄に囚われた囚人(魂)なんかではなく、牢獄によって囲われた空間そのものではなかろうか、と呈したことがあった。すなわち牢獄──肉体が消失すれば同時に存在を停止する空間こそが意識であると。この考え方は別段目新しいものではなく、何百年も昔から一部の哲学者によって提唱されて来た、云わば異端の意識モデルである。受動意識仮説は、大雑把に云ってしまえばこの考え方の延長線上にある。つまり自我──自意識は高次の存在ではなく、個々の生体活動の結果として生じる一種の幻想なのだ。こう考えると一卵性双生児の行動・思考パターンに多くの類似性が観察される理由も説明しやすい。基となる生体構造──遺伝子レベルまでを含んで──が似通っているのだから、その活動成果である自我が似通うのも当然なのだ。

 さて、しかしそうなると、かつてのSF小道具だったクローンによる自己の再生と云うシステムは成立しなくなるだろう。肉体Aの意識Aが肉体と不可分の関係にある以上、ニューロン結節に至る細部まで完璧にコピーされた肉体A'が有つ意識A'は、傍から見れば意識Aと同一のものであるが、意識AおよびA'の視点からすれば互いに別個の存在であり、この2つは絶対に連続し得ないからだ。このようなクローンがどのような振る舞いを見せるかと云えば、それは丁度、あの綾波レイみたいになるのだろう。
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Contax II + Biotar1,5/75. Tri X
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by y_takanasi | 2009-06-03 21:15 | Biotar1,5/75

1,5/75

 これまでに3本のビオター1,5/75を使ってみたことがあるが、手許に残っているのはコンタックスマウントのこの1本だけだ。他の2本は戦中期のエキザクタマウント手動絞りと、戦後のM42プリセットだった。当時はろくなエキザクタボディを所有しておらず、M42にはパンコラー1,8/80があったから、割合いに高く売れるビオターは早々に手放してしまった。しかし、よりによってRFマウントだけ残したと云うのは、この玉の性格を考えると賢明なことではないと思う。なにしろ開放至近でのピント合わせは、ハチゴゾナーよりシビアこの上ない。無論RFならむしろSLRより原理的には合わせやすい筈だが、それは連動が全ての距離に於いて正確であると云う前提の話だ。残念ながらこの当時のRFカメラにそこまでの万能性はない。それゆえ数を撮って補正量を体で覚えるほかなく、結果ピン外しの大量生産と相成る。
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Contax II + Biotar1,5/75. Tri X
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by y_takanasi | 2009-06-02 20:19 | Biotar1,5/75