主義ってほどじゃあないが、わたくしはノートリミングがすきだ。とゆうかトリミングが嫌いだ。撮影時に被写体の取捨選択はしているのだから、もう一度同じことをするのがめんどくさい、というのもあるし、写ってしまった以上は写るべくして写ったのだから、それを尊重するのだ、という運命論的なものもある。でもまあ、本音はとにかくめんどくさい、とゆうとこだろうな。
それから黒枠をつけて焼くのもすきだ。ポートレイトなんかでは厭がられる黒枠だが、こっからここまでがわたくしの撮った範囲、と主張するかのような黒枠がないと、なんだか落ち着かない。
それに、表現芸術なんてものは個人の我の押しつけなんだから、こーゆうのもアリだろう。インテリアアートのように見るものの心を和ませ、安らぎを与えるアートがあってもよいし、鑑賞するものに緊張を強い、戦うアートがあってもよい。だいいち、美とは本来無用で傲慢なものなのだ。

EXAKTA RTL1000 + Orestor 2,8/100. Tri X