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じゃんくなえむさん

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 ファインダージャンクのM3を目測カメラとして活用するために、レンズを物色している。今のところの候補は、カラスコの4/21だ。21ミリはビオゴンさえあれば十分なのだが、釣りカメラ用としては画角の割にちょっと最短距離に不満がある。

 とりあえずは、M4-Pには不釣り合い(見た目のバランスが)だった、ヘキサー2/35をつけて遊んでいる。これは壊れたヘキサーカメラからレンズだけ救出したものだ。ファインダーもよく出来ているので、M3内に移植することも考えたが、アイポイントの関係で断念した。そこでフジショウの外付けを載せている。

 あの豪奢なファインダーのないM3なんて、と思うだろうが、それは正にM3の存在価値があのファインダーだけにあることを意味している。それでいいのだ。ファインダーのないM3なんて、MDにすら及ばないシロモノなんだから。

 あ、そうか、ルサール専用機にすればいいんだな。なんだ、解決じゃん。
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Leica M3 + HEXAR 2/35. Kodak GOLD 200
by y_takanasi | 2005-11-30 23:31 | HEXAR2/35

Telemegor 4,5/300

 なかなか持ち出す機会のなかったマイヤーのテレメゴール4,5/300で実写した。最初はモータースポーツを撮るつもりで近くのオートレース場に連れて行ったところ、公営ギャンブルだからか場内撮影は禁止されていた。そこで今回は海辺に持ち出したのだ。ここはよくウィンドサーフィンをする人々でにぎわっているのだが、あいにくその日は1人しかいなかった。ずうっと陸から大砲が狙っているのは、彼にしてもあまり気持ちの良いものではなかったかもしれない。しかしこっちはそれしか撮るものがないのだ。まあそれはいいとして(いいのか?)、こいつは今時の1000ミリ玉くらいあるデカブツだから、扱いには苦労する。おまけに三脚台座がドイツ規格なので、アダプタをかますと強度的にも不安が残る。こんなモノをえっちらおっちら担いで砂浜を歩くのは、いったい余りラクなものではない。

 マイヤーは昔から望遠系に力を注いでいて、その性能には定評があった。テレメゴールも戦前からラインナップされる望遠レンズだ。びっくりするほどシャープというわけではないが、時代を考えるとなかなか安定した描写をする。プリセット絞りなのでピント合わせにはちょっと手間がかかる。またRTL1000でもファインダー上部が蹴られてしまう欠点はあるけれど、けっこう実力のあるレンズだ。もっとも、使いどころに困るということには変わりはないが……
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EXAKTA RTL1000 + Telemegor 4,5/300. NEOPAN 400 PRESTO
by y_takanasi | 2005-11-27 23:41 | Telemegor4,5/300

Serenar 3,5/35

 セレナー3,5/35を手に入れた。キヤノンLTMの35ミリと云えば、F1,8が名高いのに、なんでまた最初期のF3,5なのかというと、これがテッサー型だからだ。これでライツ、ニコン、キヤノンのテッサー型35ミリレンズが揃ったことになる。前にも書いたように、ツァイスはテッサー型の35ミリを量産していない。1940年代に試作したことはあるが、製品となったのはヤシカTシリーズのそれが初めてだ。

 さてこのセレナー35ミリであるが、アグリーレイティングで安く出ていたのを拾って、後玉の油汚れを清掃したものだ。そういえば50ミリのF1,8も同じお店で買ったのだった。ついでに35ミリファインダーも入手したのだが、考えてみれば手持ちのキヤノン7にはシューがない。だいいち35ミリフレーム付きだ。まあこれはニコンS2にでも使うことにしよう。

 描写は非常に良好である。逆光でフレアやゴーストが出るのは致し方ないとして、順光条件ではWニッコールほど硬くなく、エルマー3,5サンチよりもシャープだ。これはなかなかの拾い物だったと云える。
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Canon 7 + Serenar 3,5/35. NEOPAN 400 PRESTO
by y_takanasi | 2005-11-24 21:55 | Serenar3,5/35*

Pentax MX

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 ペンタックスMXが来た。なんだかここんところ日本機ばっかだ。正直云うと日本機にはあまり心惹かれるモノがないのだ。全盛期は電池式ばっかだし、それ以前の50年代の小型カメラはちょとでかい。一眼レフは一眼レフだからしょうがないんだろうけれども、みんな同じ顔をしている。一番すきなのはトプコンREスーパーだ。でもこれはアメリカデザインである。あとはキヤノンVILとニコンS2くらいか。S2はコンタックスの出来損ないのようでもあるけれど、マッチョなニコンカメラのなかでは一番好感が持てる。ペンF、これも結構すきだ。ただ今はハーフサイズ熱が出てないので、欲の外にある。コーワSWとゆうのもあったな。

 ところでMXだ。まったく興味の埒外だったのに、これは出来心みたいなものだろう。リケノンが転がってきたので、ボディを物色した結果である。アグリー評価で安く出ていたのを入手した。アグリーつっても底板が剥げちょろげで、ワインダー連結軸カバーが欠損しているだけで、何が悪いのかよく判らん。メーターはだいたい正確だし、ミラーもプリズムも正常だ。1/1000秒が後幕カブりするくらいで、実用的にはまるで問題がない。ああだから、もうボディは増やしたくないとゆうのに。
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Pentax MX + RIKENON 2/50. AIKO LIGHTPAN 100 SS
by y_takanasi | 2005-11-23 14:15 | RIKENON2/50*

じゃばらーず

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 これらは1938年頃の折畳み蛇腹式中級カメラである。4機とも搭載されたレンズは3枚玉だ。このうちヴェルティックスだけが目測式で、あとは距離計連動式である。しかし焦点調節は、このヴェルティックスとスーパーネッテルがともに前玉回転式で、他の2台が全群繰り出し式なのに対してディスアドバンテージとなっている。

 シャッター機構に眼を移すと、さすがスーパーネッテルはツァイス・イコン製品だけあって、フォーカルプレンシャッターのセルフコッキング式だ。あとの3台はともにコムパーレンズシャッターで、コッキングも手動である。スーパーバルディナとドリナIIはレリーズレバーが変なところについていて、これが非常に操作しにくい。この点、ヴェルティックスはボディレリーズを採用していて操作性を高めている。もっとも後期型のスーパーバルディナでは、ボディ側の左手レリーズに改良されたようだ。巻き上げ機構はスーパーネッテル以外、どれも2段階式の面倒なシステムである。面白いことにスーパーバルディナの枚数計は逆回転もするので、巻き戻しに応じて自動復元すると云えばそう云える。

 レンズは最初に書いたようにすべて焦点距離5サンチのトリプレットで、ツァイスのトリオターを除いて開放値はF2,9と極めて中途半端だ。描写はどれも似たようなものである。トリオター3,5/5cmだけはひとつ抜け出しているようにも思えるが、錯覚と云ってしまえばその範囲かもしれない。しかしどの3枚玉も、サービス判で見る限りよく写っている。もちろん、すべてノンコート玉である。
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Super Baldina(Trioplan 2,9/5cm). AIKO LIGHTPAN 100 SS
by y_takanasi | 2005-11-15 20:18 | Trioplan2,9/50

前世紀の遺物

 F2,8は暗いか。たぶん、今のご時勢だと暗い部類に入るのだろう。でもわたくしにとってはちょっと明るいレンズなのだ。F3,5でふつうのレンズ、F4だとちょっと暗く、F5,6で暗いと思える。逆にF2ともなれば十分に明るいと思うし、F1,4なんか超明るいレンズだ。F1? そんなもんレンズじゃねえ(笑い

 また、50ミリの画角はふつうか、少し広く感じる。85ミリだと少し狭いと思うので、たぶん、60ミリくらいがちょうどいいのかもしれない。35ミリなんか十分広いし、デジカメの時代一般的と云われている28ミリは超広角だ。これが21ミリまで来ると、聖広角過ぎて却って使いやすいのはちょっと不思議だとも思う。

 こんなわたくしは、未だに戦前の生きものだろうか? でもフィルム感度は400がふつうだと思ってんだよな。あ、だからF2,8は明るいのか。
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Leica M3 + Elmarit 2,8/135. Tri X
by y_takanasi | 2005-11-14 00:08 | Elmarit2,8/135*

КИЕВ 17

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 これはキエフ17とレンズ3本のアウトフィットだ。気軽に使えて、しかも画質は良い。縦走りのメタルフォーカルプレンシャッターで、どうやらプラクチカLシリーズのメカニズムを使っているようにも見える。マウントはニコンFマウント。怪しげなことこの上ない。

 このシリーズは17から始まって、20、19、19M、18M、と続いている。随分と変な記番の仕方だ。アルセナルのSLRは先代がキエフ10及び15で、ウルトラマチックみたいな面構えに、コンタレックスのような絞り調節ダイヤル、マーキュリーそっくりな扇形フォーカルプレンシャッターと、存在そのものが前衛的なカメラだった。それがキエフ17になって突然、フツーのSLRになってしまったのは、やはり先代が冒険的に過ぎたのだろうか。われわれがソビエトカメラに抱く、パチもん臭さやとんがった雰囲気はそこにはない。しかしそのお陰で、このカメラはわりあい使いやすいモノになっている。
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KIEV 17 + HELIOS-81M(2/53). AIKO LIGHTPAN 100 SS
by y_takanasi | 2005-11-12 22:36 | HELIOS-81M

REX TREMENDVS MAIESTAS

 わたくしのとってコンタックスは実用兼コレクションだから、片っ端から手許に置いてきているけれども、コンタレックスは完全に実用機なので、ボディ1台とレンズ3本しかない。ほんとはあと1台と35ミリ1本も欲しいとは思っている。今のところその必要を感じていないだけだ。

 3本のレンズはどれもすばらしい。プラナー2/50は55ミリの陰に隠れてあまり出番はないのだけれども、カラーネガで使うことが多い。これはきりっとした描写をするし、30サンチまで寄れる数少ない標準レンズだ。あとの2本、プラナー1,4/55とゾナー2/85は、正に写真レンズの至宝である。カラーで撮ったときの絵もステキだが、なんと云ってもモノクロの絵が美しい。どこまでもシャープで、どこまでも柔らかいのだ。矛盾した云い方だろうが、印画を見るとそうとしか云いようがない。なだらかに続くグラデーション。銀粒子の一粒まで整列させる解像力。ハイエストライトからディープシャドウまでの幅が広く、実に滑らかな絵を形作る。これにディスタゴン2/35を加えれば無二のアウトフィットができ上がるのだが、前にも書いたようにこれはでかすぎてちょっと手に負えない。だから55ミリと85ミリの2本があれば、もうそれだけでいいのである。──ほんとかな?
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Contarex super + Planar 1,4/55. ILFORD XP2 Super
by y_takanasi | 2005-11-10 21:31 | Planar1,4/55

クロコンこれくたー

 わたくしはハココレクターだ。中でもクロコンは初めて出会ったときからずうっと偏愛している。手許には6台あって、これを順繰りに愛でてゆく(使い回す)。掌は吸い付くようにボディサイドに貼付き、中指は自然とフォーカシングギアに回転を与える。目を瞑っていてもその操作に狂いはないほど、手に馴染んでしまった。他のカメラを扱っていても、クロコンの感覚は触ったとたんに取り戻せる。今やクロコンはわたくしの手足であり、そのレンズはわたくしの眼である。
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Contax II + Sonnar 1,5/5cm. Tri X
by y_takanasi | 2005-11-09 20:38 | Sonnar1,5/50

Contax S

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 コンタックスSは史上初のペンタゴナルダハプリズム式SLRだ。ライカ判のSLRは戦前のキネエキザクタが最初で、SLR自体はそれよりももっと昔からあった。でもアイレベルファインダーでしかも正立像を実現したのは、1949年に颯爽と現れた、このコンタックスSが最初になる。コンタックスという名前は2度までも、カメラ史上に重要なエポックメイカーとして刻まれているのだ。

 コンタックスSが登場したとき、どれほどのインパクトを与えたのか、わたくしはもちろん知らない。しかしそこに輝かしい将来性を見て取ったのは、当の東独ツァイスの他は、極東の島国の企業を含むいくつかの小グループだけだったのであろう。世は未だRFカメラの時代であり、RFカメラの最高傑作であるライツのM3もまだ現れていない。

 だが、コンタックスSは商業的に大きく成功したとは云い難い。ファインダーはRFカメラに比べて圧倒的に暗かったし、クイックリターンミラーもなく、シャッターは最後まで高低2段式だった。その利便性が広く認識されるには、時間が必要だった。しかしそれでも、Fシリーズまで5つの主要モデルを含む11バリエーションを生み出し、またSLRの苦手領域だった広角レンズも、1951年という早い時期にフレクトゴン2,8/35がラインナップされて、東独ツァイスがその力を発揮した。60年代には、20ミリから1.000ミリまでをカバーするラインナップを完成させたのだ。これは当時のシステマチックなRFカメラとほぼ同じレンジであって、近接撮影と望遠撮影の両端では完全にSLRカメラの勝ちだった。

 やがてツァイス・イコンは1959年にカメラベルケ(KW)に統合され、コンタックスSシリーズはその役目をプラクチカシリーズに譲ることになる。しかしそれはSLRカメラの原型として、今なおその影響力を及ぼしていることは疑い得ない。
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Contax S(D2) + Biotar 2/5,8cm T. NEOPAN 100 ACROS
by y_takanasi | 2005-11-08 19:31 | Biotar2/58